研究概要 |
ラット髄核留置モデルにおける疼痛関連行動に対して、全身ストレスと非侵害刺激が与える影響を検討中である。 全身ストレス負荷として、拘束負荷(RS)(+), NP-RS(-), Sham-RS(+), Sham-RS(-)を設定し、非侵害刺激を加える群と加えない群の4群:NP-局所(Sti)(+), NP-Sti(-), Sham-Sti(+), Sham-Sti(-),に設定した。非侵害刺激は左足底に絵筆を用いて、毎日5分間の非侵害刺激を14日間連続で施行した。疼痛閾値は、術前と術後42日まで計測した。ストレスの程度を反映する血清コルチコステロンとNK細胞活性を術後14日目に測定し、全身ストレスとはストレス指標の増減が異なっていることが明らかとなった。各計測時点での、後神経節を採取し、炎症性サイトカインの発現を解析中である。
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