研究課題
基盤研究(C)
活性酸素種(ROS)は、脊髄損傷後疼痛など脊髄中枢性神経障害性疼痛において重要な役割を担っている。ROSが興奮性シナプス伝達にどのように作用するのか、ラット脊髄膠様質ニューロンにホールセルパッチクランプ法を用いて解析を行った。ROS ドナーであるt-BOOHを脊髄に灌流投与すると興奮性シナプス後電流(EPSC)の頻度・振幅の著しい増強を認めた。さらにこの増強効果はTRPA1あるいはTRPV1受容体拮抗薬の存在下では有意に抑制された。以上のことから、ROSによるTRPA1やTRPV1の過剰な活性化が脊髄膠様質細胞の中枢性感作を生じ、脊髄損傷後疼痛などの神経障害性疼痛を発症させる可能性がある。
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