研究課題
基盤研究(C)
われわれはラットのL5神経を後根神経節(DRG)よりも中枢で結紮するモデル、DRGで結紮するモデル、DRGの末梢で結紮するモデル、前述の2部位を結紮するダブルクラッシュモデルを作成し、疼痛回避反応、脊髄後角細胞内電位と組織所見を検討した。結果、DRG結紮モデルにおいて痛みが最も強く、脊髄後角でのミクログリア発現数も最多なこと、DRGを含むダブルクラッシュモデルはDRG単独損傷モデルと疼痛強度に差がないことを明らかにした。さらにDRG結紮モデルにおいて腰部交感神経を切除すると痛みが抑制されることを見出した。本研究結果は臨床的に最も多いL5神経障害の疼痛メカニズムを理解する上で重要な知見である。
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