研究課題/領域番号 |
23592189
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
中村 修 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (40532685)
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キーワード | mTOR経路 / オートファジー / アポトーシス / MAPK経路 |
研究概要 |
本研究では、mTOR抑制薬とオートファジー抑制薬を使用し、骨軟部肉腫細胞株に対する抗腫瘍効果をin vivoの実験で証明することである。本年度の研究実績としては、mTOR抑制薬としてラパマイシンを、オートファジー抑制薬としてMAPK抑制薬の一つ、U0126を使用し、その抗腫瘍効果を検証した。使用細胞株としてNara-H細胞株を用いた。結果、Nara-H細胞株において、ラパマイシンの投与によりオートファジーが誘導され、U0126を併用することで、オートファジーが抑制され、同時にアポトーシスが誘導され、強い抗腫瘍効果を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
骨軟部肉腫細胞株の一つ、Nara-H細胞を使用した。ラパマイシンの投与により、オートファジーの誘導が、ウエスタンブロットによるタンパク質の発現や、形態学的評価で証明できた。また、MAPK経路の抑制薬、U0126の併用によりアポトーシスの誘導がタンパク質の発現や、形態学的評価(蛍光顕微鏡、電子顕微鏡)などで証明できた。以上の結果は日本整形外科学会基礎学会および国際整形外科基礎学会で発表した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、ウエスタンブロットやリアルタイムPCRを追加実験を行い、もう少し結果をそろえていくことになる。その結果を英語科学論文としてまとめ、投稿を行う予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度は、培養実験の継続をするための備品購入に主に研究費を使用する予定である。また、科研費を用いて得た結果を、英語科学論文としてまとめ、その校正費や投稿費として、研究費を使用したり、国際学会の参加・発表に使用する予定としている。
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