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2012 年度 実施状況報告書

移植骨の生着を促進する再置換用人工関節近傍の周辺環境設計

研究課題

研究課題/領域番号 23592190
研究機関愛媛大学

研究代表者

間島 直彦  愛媛大学, 医学部附属病院, 准教授 (70274321)

研究分担者 小林 千悟  愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (10304651)
今井 浩  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (20380222)
竹葉 淳  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (80598681)
キーワードチタン合金
研究概要

人工材料の骨組織に対する親和性を向上させると言えば、アパタイト等によりコーティングする手法が一般的であった。これに対して、当該研究では、“インプラント近傍の細胞環境”を適切に制御するという手法で骨組織を形成・誘導する新しい材料設計概念を提案している。本研究では、この材料学的アプローチだけでなく、臨床的アプローチである移植骨からの各種成長因子を利用して細胞周辺環境をマクロ的にコントロールすることで、人工関節周辺で血管誘導を含めた大局的な骨組織再生、ひいては人工関節再置換の際に用いられる移植骨の生着を促進することを目指した。
GrapeTechhnologyを適応したチタン合金の細胞適合性評価を行い、特異的に接着している様子が確認できた。
ウサギへ新たに作成した酸処理したチタン合金とGrapeTechhnologyを施したチタン合金を埋め込み、顕微鏡所見を確認中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

細胞適合性評価が終了した。
ウサギへ新たに作成した酸処理したチタン合金とGrapeTechhnologyを施したチタン合金を埋め込み、顕微鏡所見を確認中である。
ウサギの埋め込み実験における金属片とチタン片の固着は良好であるが、最終的目標である同種骨との固着においては、まだ実験系が確立していない。

今後の研究の推進方策

細胞適合性評価に、骨芽細胞への分化を確認する。
チタン合金のウサギへの埋め込み実験が確立した。
さらに、同種骨骨移植に対する反応を確認する金属片を作成して埋め込み実験を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

細胞適合性評価において、骨芽細胞への分化を確認する実験を追加する。
チタン合金のウサギへの埋め込み実験を継続し、組織学的評価を行う。
さらに、同種骨骨移植に対する反応を確認する金属片を作成して埋め込み実験を行ない、組織学的評価を行う。

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公開日: 2014-07-24  

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