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2012 年度 実施状況報告書

GOLPH3関連遺伝子制御による骨軟部腫瘍治療研究

研究課題

研究課題/領域番号 23592195
研究機関鹿児島大学

研究代表者

小宮 節郎  鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30178371)

研究分担者 瀬戸口 啓夫  鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 特任准教授 (40423727)
キーワードGOLPH3 / GOLPH3L / 骨肉腫 / 軟部肉腫
研究概要

我々は骨・軟部肉腫の発生・増殖・転移・細胞老化におけるGOLPH3/GOLPH3L遺伝子の機能解析を行い、ヒト骨・軟部肉腫においてGOLPH3/GOLPH3L遺伝子の強発現を確認した後にRNAiを用いてノックダウンすると、骨・軟部肉腫の増殖抑制作用を示すことを見出している。また、GOLPH3/GOLPH3L遺伝子ノックダウンによる増殖抑制には細胞老化のメカニズムが関与していることも見出した。これらを踏まえ、今回の研究ではGOLPH3/GOLPH3L遺伝子の骨・軟部肉腫における機能を詳細に解析し、細胞移動、転移のメカニズムを明らかにし、骨・軟部肉腫の新規分子標的治療法の確立に貢献する。
第一報を英文誌に報告した。
Role of GOLPH3 and GOLPH3L in the proliferation of human rhabdomyosarcoma
Kunigou O., Nagao H., Kawabata N., Ishidou
さらに今年度は骨軟部腫瘍幹細胞における、GOLPH3/GOLPH3L遺伝子の機能を解析するために、GOLPH3/GOLPH3L遺伝子ノックダウンによる骨軟部肉腫幹細胞分画の増減と、in vivoでの腫瘍増殖能の検討を継続している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

すでに英文論文を一報報告したうえに、現在の研究も順調に進捗している。さらに今年度は骨軟部腫瘍幹細胞における、GOLPH3/GOLPH3L遺伝子の機能を解析するために、GOLPH3/GOLPH3L遺伝子ノックダウンによる骨軟部肉腫幹細胞分画の増減と、in vivoでの腫瘍増殖能の検討を継続している。そのための実験系は確立しており、さらにこれら実験系に必要な試料も全て準備できている。

今後の研究の推進方策

今後は骨軟部腫瘍の低酸素状態における、骨軟部肉腫幹細胞の割合の変化や代謝の変化にGOLPH3/GOLPH3Lの機能が関与している可能性について詳細に検討を継続していく。

次年度の研究費の使用計画

siRNA shRNAの購入
細胞培養・遺伝子導入の試薬
in vivoでの研究に必要な動物飼育や薬剤
研究成果の発表

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公開日: 2014-07-24  

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