ＧＯＬＰＨ３関連遺伝子制御による骨軟部腫瘍治療研究

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23592195
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 整形外科学
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 小宮 節郎 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30178371)
• 研究分担者: 瀬戸口 啓夫 鹿児島大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任 准教授 (40423727)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 横紋筋肉腫 / GOLPH3 / GOLPH3L / 外科系臨床医学・整形外科学

研究概要

骨軟部肉腫の発生・増殖におけるGOLPH3とそのアイソフォームであるGOLPH3Lの機能の解析を行った。横紋筋肉腫の患者腫瘍組織におけるGOLPH3/GOLPH3の発現を検討したところ正常筋肉組織と比較して横紋筋肉腫組織ではGOLPH3/GOLPH3Lの発現が亢進していた。また横紋筋肉腫の細胞株でも正常筋芽細胞と比較してGOLPH3/GOLPH3L分子が発現亢進していた。GOLPH3/GOLPH3Lの横紋筋肉腫における機能解析のためにGOLPH3/GOLPH3LをRNAiを用いて選択的にノックダウンすると横紋筋肉腫細胞の増殖が抑制された。

研究成果

• [雑誌論文] Role of GOLPH3 and GOLPH3L in the proliferation of human rhabdomyosarcoma (2011)
  • 著者名/発表者名: Kunigou O., Nagao H., Kawabata N., Ishidou Y., Nagano S., Maeda S., Komiya S., and Setoguchi T
  • 雑誌名: Corresponding author Oncology Reports 巻: 5 ページ: 1337-42
  • 査読あり
• [学会発表] 横紋筋肉腫におけるGOLPH3遺伝子の高発現とその機能解析Functional analysis of over-expressed GOLPH3 in rhabdomyosarcoma (2012)
  • 著者名/発表者名: 救仁郷修、瀬戸口啓夫、松野下幸弘、佐々木裕美、永尾宗子、小宮節郎
  • 学会等名: 第45回日本整形外科学会骨・軟部腫瘍学術集会
  • 発表場所: 東京国際フォーラム
  • 年月日: 20120714-15
• [図書] 骨軟部肉腫におけるゴルジ装置タンパクGOLPH3とGOLPH3Lの発現上昇と細胞増殖への関与 (2012)
  • 著者名/発表者名: 瀬戸口啓夫、救仁郷修、中村俊介、永野聡、横内雅博、小宮節郎
  • 出版者: 生体の科学