研究課題/領域番号 |
23592207
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山際 浩史 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (40377164)
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キーワード | 変形性膝関節症 / バイオマーカー |
研究概要 |
1)2007年の膝検診の横断的研究の結果をまとめて、英文を作成し、本研究のサポートで英文校正を行い投稿(Journal of Orthopedic Scienceへ)、査読・reviseをへて受理された。 2)2007年および2010年の大規模住民検診における変形性膝関節症とバイオマーカーの関連を縦断的に解析し、その一部を平成25年5月に開催された日本整形外科学会にてポスター発表した。高評価を得て、同学会優秀ポスター賞を受賞した。2010年の横断結果を含む3年間の縦断的検討の結果を英文論文(26年度へ繰り越した助成金により英文校正費を予定)として作成している。 3)我々が2007年と2010年に上述のように検診を行い追跡している松代地区のコホートにおいて、平成25年(2013年)に3年経過で再度の両膝X線評価を行うことができ、X線のOAグレードの評価を終了した。以前の科研費並びに本科研費でサポートしていただいている2007年、2010年のX線との縦断的検討が可能となり、解析を進めた。その結果、6年間のX線OAグレードの変化とバイオマーカーとの興味深い関連を認めたため、H26年(2014年)10月に開催される日本整形外科学会基礎学術集会で報告を行うべく演題のエントリーを行った。引き続き解析を進めており、英文作成中。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
データ解析を行なった2007年と2010年の縦断結果について、国内学会での発表を行った。論文作成へと進めている。また、2013年結果も加える事ができ、縦断的検討を行なって、その結果をまとめ、平成26年10月に国内学会で、更には平成27年4月には海外の学会での発表を行なうべく準備中。論文作成も開始。予定通り進行。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、データ解析を進めて論文作成へと進める。 補助事業期間の延長承認を頂き、残額については、英文校正、発表時の出張旅費に使用する予定。 今回の結果を踏まえて、今回用いたバイオマーカーの位置づけが確認できたため、新規バイオマーカーの使用を含めて、患者を対象とした臨床例への応用を検討していく。
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次年度の研究費の使用計画 |
2013年の検診結果を、本研究の結果に加える事が可能となり、さらなる学会発表・論文投稿の機会を得ることができたため、25年度に使用予定であった経費を先送りして有効利用することとしたため。 2014年10月の学会出張旅費、並びに英文論文校正費として使用する予定。
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