Siglec-15は成熟破骨細胞の形成に働き、その機能には DAP12との会合に関わる K272 が必須である。さらにSiglec-15の細胞質内領域には 微小管関連タンパク質SBP1(仮称)と結合する機能領域が存在することを見出した。本機能領域までの Siglec-15K272A変異体と DAP12のITAM下流を連結したキメラタンパク質がSiglec-15の機能を代償し得たことから、 Siglec-15がDAP12と協調的に働くことが示された。Siglec-15の骨組織における機能を解析するため、遺伝子欠損マウスを独自に樹立した。
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