研究課題
基盤研究(C)
骨粗鬆症は成人の骨の骨形成と骨吸収のバランスが崩れた結果である。シュニュリ3(Shn3)は成熟個体の骨量を負に制御するが、その分子メカニズムについて不明な点も残っている。我々は、Shn3の下流で発現が制御される遺伝子をマイクロアレイによって網羅的に検索し、Alg2という蛋白糖化酵素を同定した。機能を解析すると、これが骨形成に重要なRunx2の転写活性を抑制する事、また軟骨細胞においては、生理的小胞体ストレス関連分子Creb3l2の発現に重要で、したがって軟骨細胞成熟を正に制御する事も分かった。本研究は骨軟骨組織において、蛋白糖転移酵素が遺伝子発現や転写調節に関わる新しい可能性を示した。
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J Biol Chem
巻: 289 ページ: 9865-9879
巻: 289 ページ: 8135-8150
巻: 287 ページ: 29101-29113
http://www.orthop-kagoshima-u.com/