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2014 年度 研究成果報告書

脂肪乳剤による局所麻酔薬中毒治療メカニズムの解明-脳内薬物動態の観点から

研究課題

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研究課題/領域番号 23592261
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

小田 裕  大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 登録医 (70214145)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワード局所麻酔薬 / 中枢神経毒性 / 心毒性 / 脂肪乳剤
研究成果の概要

ラットに対し脂肪乳剤を前投与することによりブピバカイン、レボブピバカインによる局所麻酔薬の中枢神経毒性(痙攣脳波の出現)・心毒性(血圧低下、心停止)が抑制され、中毒発生に関わる血中濃度閾値が上昇することが判明した。この結果は、脂肪による局所麻酔薬の取り込み (lipid sink)が、脂肪乳剤による局所麻酔薬中毒の治療のメカニズムとして有力であることを裏付ける。その後発表された研究で、容量負荷や直接の心筋収縮力増強作用、細胞内カルシウム濃度の安定化や、脂肪酸代謝の改善による心筋へのエネルギー供給の改善などが、脂肪乳剤による局所麻酔薬中毒の治療に関する新たなメカニズムとして提唱されるに至った。

自由記述の分野

麻酔科学

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公開日: 2016-06-03  

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