研究課題
基盤研究(C)
人工呼吸法は広く普及しているが人工呼吸で用いられる気管チューブ、人工鼻、呼吸回路、また人工呼吸器そのものにも気道抵抗が存在する。人工呼吸器は吸気相では吸気陽圧によって呼吸仕事量を軽減し呼吸を補助できたが、呼気相に関しては顧みられてこなかった。集中治療部に入室し気管挿管下で人工呼吸を受けた患者において呼気相に患者に負荷される呼吸仕事量を測定し、呼気補助システムの必要性を示した。とくに呼吸不全患者では呼気相の呼吸に要する仕事量が大きく呼吸補助システムが必要であった。次に人工呼吸器の呼吸回路に接続した電磁弁と呼気相に駆動するピストンシリンジを用いて呼気補助して呼吸仕事量を軽減するシステムを開発した。
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Heat and Moisture Exchanger, and Ventilator During Mechanical Ventilation、Respir Care
巻: 58(7) ページ: 1157–1169
10.4187/respcare.01698