研究課題
基盤研究(C)
本研究では、転写因子Nrf2を誘導し、リポポリサッカライド(LPS)により惹起される急性肺傷害を予防することが可能かどうかを細胞実験および動物実験で検討した。RAWマクロファージ細胞を用いた細胞実験では、ヒドロキノンとクルクミンがNrf2によって発現が増加する細胞内ヘムオキシゲナーゼ-1の発現を増強し、LPS添加後のRAW細胞の一酸化窒素産生を抑制した。マウスを用いた動物実験では、低濃度LPSの前刺激後に致死量のLPSで本刺激した場合、本刺激後に前刺激マウスのみにおいて著明な全身発光が見られ、LPS前刺激は本刺激後のNrf2活性化を亢進させることにより生存率を改善することが示唆された。
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PLOS ONE
巻: Vol.8
10.1371/journal.pone.0055068