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2011 年度 実施状況報告書

腰下肢痛治療における硬膜外腔鏡とスプリングコイルカテーテルの位置付けに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23592311
研究機関自治医科大学

研究代表者

五十嵐 孝  自治医科大学, 医学部, 准教授 (40332994)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード腰下肢痛 / 硬膜外腔鏡 / スプリングコイルカテーテル
研究概要

難治性腰下肢痛の最新治療である硬膜外腔鏡とスプリングコイルカテーテルを用いた神経周囲の癒着剥離法の差異を明らかにする目的で,臨床症例における検討を行った.硬膜外腔鏡は,(1)セルジンガー法を用いてイントロデューサーを仙骨裂孔より硬膜外腔に挿入し,(2)あらかじめビデオガイドカテーテルを装着した細径内視鏡を,イントロデューサーを通して硬膜外腔に挿入し,(3)生理食塩水を注入しながら,硬膜外腔の観察,潅流,洗浄,癒着剥離を内視鏡下で行い,必要に応じてX線透視や造影剤を併用した.スプリングコイルカテーテルは,(1)セルジンガー法を用いてスプリングコイルカテーテルを仙骨裂孔または椎間孔より硬膜外腔に挿入し,(2)硬膜外腔の癒着剥離をX線透視下で行い,必要に応じて造影剤を併用した.硬膜外腔鏡を10例に,スプリングコイルカテーテルを用いた神経周囲の癒着剥離法を2例に施行し,経過観察中である. 硬膜外腔鏡とスプリングコイルカテーテルを用いた神経周囲の癒着剥離法の治療成績を向上させうる方法を見いだす目的で,実験動物における腰痛モデルの作成を始めた.セボフルラン麻酔下のブタを用い,手術によって作成した腰痛モデルに対し,MRI,X線透視,造影剤,硬膜外腔鏡を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

臨床症例における検討,および実験動物における検討での施行症例数について遅れているが.それ以外の部分はほぼ計画通りに進んでいる.

今後の研究の推進方策

研究計画通りに進める予定である.なお,平成23年度分の研究費の一部を翌年度分と合わせて使用する予定である.この理由は,スプリングコイルカテーテルの購入に際し個人輸入の手続きが必要となるので,1回の購入量を多くすることにより,これに要する事務手続き業務とその経費を最小限とするためである.

次年度の研究費の使用計画

研究計画通りに使用する予定である.具体的には,スプリングコイルカテーテルやビデオガイドカテーテルなどのカテーテル類と薬剤,実験動物の購入や飼育に伴う費用に充てる予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] エピドラスコピーの歴史2011

    • 著者名/発表者名
      五十嵐孝,鈴木英雄,村井邦彦,茂木康一,平林由広,竹内護
    • 雑誌名

      日臨麻誌

      巻: 31 ページ: 513-520

    • 査読あり
  • [学会発表] 硬膜外腔内視鏡2012

    • 著者名/発表者名
      五十嵐孝,島田宣弘,玉井謙次,村井邦彦,茂木康一,松野由以,竹内護
    • 学会等名
      北関東甲信越ペインクリニック学会第一回学術集会
    • 発表場所
      大宮市
    • 年月日
      2012.3.11

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公開日: 2013-07-10  

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