前立腺癌の全ゲノム関連解析から同定された30 SNPsについて散発性(SPC)および家族性前立腺癌(FPC)との関連を検討した。30 SNPsの内、SPCとFPCを一元的に解析可能な16 SNPsに絞った後、Risk genotypeを決定し、解析を行った。単変量解析では、16 SNPs 中、10個以上のRisk genotypeを持つことで、SPCでOR 2.61、FPCで4.23、とそれぞれリスクを増加した。多変量解析では、16 SNPsを用いたリスクアセスメントモデルは、ROC解析から、SPCでAUC 0.679、FPCで0.758と家族歴の有無から前立腺癌を予測するのに有用であった。
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