研究概要 |
我々の組織学的検討により、筋層非浸潤癌においてN-cadherinの発現亢進例において有意に高頻度に術後膀胱内再発の可能性が高く、独立した予後因子であることが確認されたため、腎盂尿管癌についても免役組織学的検討を行った。腎盂尿管癌において術後膀胱内および膀胱外再発のいずれについてもN-cadherin発現亢進は独立した予後因子であることを投稿した。その結果はUrology, 2011 78(6): 1443に掲載された。同様の検討を非転移性腎細胞癌の手術症例について検討を実施したところ、N-cadherinとE-cadherinの発現パターンが術後日再発生存率と有意に相関しており、独立した予後予測因子と見なされた。この知見は2013年の癌学会にて報告を行った。
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