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2012 年度 実施状況報告書

腎癌VHL遺伝子異常解析によるHIF蛋白の発現予測と分子標的薬の効果予測法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23592334
研究機関高知大学

研究代表者

執印 太郎  高知大学, 教育研究部医療学系, 教授 (70128601)

キーワード腎細胞癌 / von Hippel-Lindau病 / ES細胞 / HIF1a / HIF2a
研究概要

我々はVHL遺伝子異常が解析され、予後が確定している約300例の淡明細胞型腎癌検体を保存している。本研究で予後の確定した腎癌から典型的なVHL遺伝子変異を選び、VHLをノックアウトしたマウスES細胞内に変異VHL遺伝子を導入し、VBC複合体の形成をFLET蛍光解析で検討する。またVBC複合体形成不全で起こるUviquitin Ligase活性をVHLノックアウト細胞内でHIF1a・HIF2a蛋白発現として定量的に解析する。同時に腎癌のHIF1a・HIF2a発現解析を行い、実際の癌検体との間で検証を図ることを目的とする。これにより最終的にはVHL遺伝子異常で判断できる分子標的薬治療の治療効果予測法を確立する。
本年の研究実績は、VHLノックアウトマウス由来ES細胞系の変異VHL遺伝子、蛍光色素付きHIF1a・HIF2a遺伝子を導入して発現の定量解析系を確立するためにVHLノックアウトマウス由来のVHL遺伝子全欠損のES細胞を確立した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予想に反してかなり困難であったが、von Hippel-Lindau(VHL)遺伝子を双方とも欠損したES細胞を樹立した。

今後の研究の推進方策

予定通り、変異型VHL遺伝子をES細胞に組み込んで細胞内でのHIFの発現を試みる。

次年度の研究費の使用計画

変異型VHL遺伝子をES細胞に組み込んで細胞内でのHIFの発現を解析するために使用する。

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公開日: 2014-07-24  

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