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2011 年度 実施状況報告書

前立腺局所療法のためのがん病巣および治療範囲の双方向性マッピング法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23592345
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

鴨井 和実  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40295663)

研究分担者 三木 恒治  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10243239)
河内 明宏  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90240952)
沖原 宏治  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80285270)
岩田 健  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00552209)
藤原 敦子  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20457980)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード前立腺 / 前立腺癌 / 局所療法 / MRI / 超音波 / 凍結療法 / 密封小線源治療
研究概要

前立腺ファントムを使って前立腺癌モデルを作成し、MRIと超音波のFusion Imageをガイドにして前立腺ファントムの腫瘍部位を穿刺しその精度の検討を行った。本年度は、治療機器の前に前立腺生検で用いられる穿刺針で、小さなTargetを正確に穿刺できるかどうかの実験を行った。結果腫瘍の中心と生検針先端とのずれを計測したところ(10回)、いずれも1 mm以内の範囲であった。このことからMRI-US Fusion Imageガイド下穿刺の精度が非常に高いことが証明された。 また、MRI上で前立腺癌病巣の疑われる症例に対してMRI-US Fusion Imageガイド下生検を施行し、前立腺癌の検出率を検証した。その結果前立腺癌は20例中19例から検出され、癌が検出されたすべての症例においてTarget Coreが陽性であった。すなわちMRIの情報から得られた癌病巣の疑わしい部位に対して正確なTargetingが行われると、ほぼ間違いなく癌が検出されることがわかった。これらのことから、3次元的な生検経路の記録と病理組織診断の照合によって、小さな前立腺癌に対する局所療法が可能になると考えられた。 現在使用可能な穿刺ユニットは経直腸的な穿刺経路のみである。治療用小線源の留置や凍結プローブの挿入のためにはより清潔操作で行える経会陰的な穿刺経路が望ましい。そこで新しい経会陰的穿刺ユニットを開発中である。本年度はこのユニットを用いた穿刺精度の検証を行う予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新しい経会陰的アプローチが可能な穿刺ユニットを作成中で、使用が可能になり次第、穿刺精度および治療範囲精度の判定を行う。

今後の研究の推進方策

現在の穿刺ユニットを用いて、さらに癌病巣のTargetingの精度検証を行う。また、新しい穿刺ユニット作成のための情報収集、具体的には、仮想穿刺ラインに前立腺全体がカバーされるかどうかの検証を行い、理想的な穿刺ラインを設定する。

次年度の研究費の使用計画

主に新しい穿刺ユニットの作成とその精度検証のために使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 直径1cm以下のTarget Lesionに対するMRI-US Fusion Biopsyの有用性の検討

    • 著者名/発表者名
      鴨井和実、沖原宏治、岩田 健、河内明宏、三木恒治
    • 学会等名
      第100回日本泌尿器科学会総会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      平成24年4月24日

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公開日: 2013-07-10  

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