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2011 年度 実施状況報告書

精巣腫瘍における生殖幹細胞発現遺伝子DDX1の個体での機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 23592356
研究機関(財)東京都医学総合研究所

研究代表者

田中 貴代子  (財)東京都医学総合研究所, 生体分子先端研究分野, 主任研究員 (40124474)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワードDDX1
研究概要

DDX1遺伝子の過剰発現によりヒト染色体12p13領域上の生殖幹細胞遺伝子群の発現異常により引き起こされると想定される腫瘍形成について、生体での影響およびその分子機構を解明するために、コンディショナルトランスジェニックマウスの作製をおこなった。生殖系列にのった個体が得られたので、生後精巣特異的に発現するNurogenin3-Creとの掛け合わせにより、2種類のコンディショナルトランスジェニックマウスラインができた。今後、得られた個体について精巣の発達過程における変化をRNA, タンパクレベルでの発現解析、精巣切片を作製して免疫染色、in situ hybridizationにより繊細な発現解析を行う。また、DDX1遺伝子は生殖幹細胞発現遺伝子であることから、精子形成過程のおける役割を調べるために、コンディショナルノックアウトマウスの作製を行っている。しかし、現時点で個体作製に成功していないので、ひき続き個体作製に向けて努力する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コンディショナルノックアウトマウスの作製が順調に進まないため

今後の研究の推進方策

コンディショナルトランスジェニックマウスの解析   導入遺伝子についてRNA, タンパクレベルでの発現解析を行う。 精巣組織の発生過程における変化について:各ステージでの遺伝子発現やアポトーシス関連遺伝子を、精巣切片を作製して in situ hybridization, 免疫染色により調べる。精巣組織の精原細胞発現遺伝子について:リアルタイムPCRを用いて、RNAレベルで発現量を野生型と比べる。年齢と精巣重量について野生型と比べる: 腫瘍発生頻度と組織型重篤度を調べる.幹細胞の動態について:FACS解析,遺伝子、タンパクレベルで詳細に解析する。 コンディショナルノックアウトマウスの作製 マイクロRNAの解析

次年度の研究費の使用計画

消耗品:抗体  マウス購入、飼育費PCR関連試薬、プライマー作成、その他試薬類旅費:UICC (モントリオール:8/27-30) 日本癌学会(札幌:9/19-21)

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] DDX1 (DEAD (Asp-Glu-Ala-Asp) box poly-peptide 1)2011

    • 著者名/発表者名
      Takahiko Hara, Kiyoko Tanaka
    • 雑誌名

      Atlas Genet Cytogenet Oncol Haematol

      巻: 15 ページ: 259-261

    • DOI

      10.4267/2042/44979

    • 査読あり

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公開日: 2013-07-10  

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