人工多能性幹細胞(iPS)細胞に注目し,人工多能性(iPS)幹細胞による尿道括約筋機能再生を目指した基盤的研究を行なった。ヒトiPS細胞にレチノイン酸を添加することにより、平滑筋細胞への分化させる方法を確立した。RA添加後7日目目にはRT-PCRにて平滑筋に特異的に発現するマーカーであるSmooth Muscle Actin (SMA)の発現を安定的に確認することが可能となった。Myocardin,Myosin Heavy Chain (MHC)などのSMA以外の平滑筋マーカーを免疫組織的染色により確認することにより,ヒトiPS細胞の平滑筋への分化誘導の確実性を証明することが出来た。
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