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2013 年度 実績報告書

遺伝子導入技術を用いた精子形成遺伝子の同定とその細胞内シグナル伝達分子の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 23592382
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

梅本 幸裕  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80381812)

研究分担者 郡 健二郎  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30122047)
佐々木 昌一  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50225869)
窪田 裕樹  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (10347403)
水野 健太郎  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70448710)
キーワードNumb / Numb-like / 造精機能障害 / 男性不妊症モデル / 停留精巣 / siRNA / Fem1b
研究概要

平成23年、24年に引き続き、NumbおよびNumb-likeのsiRNAを精巣内へ導入し、早期の造精機能への影響を観察する必要が出てきた。このためこのsiRNAを精巣内へ導入後1,3,5,7,14日後での精巣組織の観察行った。これにより造精機能とこの遺伝子群の関わりがより細かく判明する。
また造精機能障害モデルからFem1bの遺伝子とテストステロンの関連がわかってきたため、このFem1bのsiRNAを精巣内へ導入して造精機能、テストステロンの関連を検討した。Fem1bに対するsiRNAを作成し、Leydig細胞株およびSertoli細胞株に投与した。投与後48時間後にプロゲステロン濃度およびアンドロゲン受容体発現量を測定した。
その結果NumbおよびNumb-likeは造精機能に関与し、それぞれの発現部位、時期が違っていることが判明した。このためNumbおよびNumb-likeは精子形成の各段階で作用し、精子形成に係わること物であることが判明した。またFem1bは精子形成障害を有する精巣で低下していた。局在は精母細胞、精子細胞とLeydig細胞に認められた。Leydig細胞でFem1bをノックダウンしても性ステロイド合成酵素の発現量、培養上清中のプロゲステロン濃度に変化を認めなかった。Fem1bは精巣におけるアンドロゲン受容体発現の抑制因子と考えられ、アンドロゲン異常を伴う疾患の病態解明につながると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 精巣内におけるFeminization Factor 1b(Fem1b)によるアンドロゲン調節機構の解析2013

    • 著者名/発表者名
      岩月正一郎、佐々木昌一、梅本幸裕、郡健二郎、他
    • 学会等名
      第101回日本泌尿器科学会総会
    • 発表場所
      さっぽろ芸術文化の館(札幌)
    • 年月日
      20130425-20130428

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公開日: 2015-05-28  

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