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2012 年度 実施状況報告書

血液型不適合移植後に認める血液型抗原キメラについての解析

研究課題

研究課題/領域番号 23592384
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

石田 英樹  東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (60246543)

研究分担者 田邉 一成  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (80188359)
キーワード血管キメリズム / 血液型不適合 / 免疫寛容 / 血液型抗原 / 抗体型拒絶反応
研究概要

昨年度に引き続き、血液型不適合移植の移植腎の切片を用いて免疫染色を行い、2重染色に成功した。その中で強く血管にキメリズムを認めることがある。レシピエント型とドナー型の両型の血液型抗原を同一血管に認めるものであり、移植後何らかの血管傷害をうかがわせる。
今回われわれはこのモデルを用いることにより、移植後臨床の場においてキメリズムを血管に呈する症例に関して解析を加えた。
上記解析の結果、血管キメリズムを認めるものは、移植後抗体を介したきょえつ藩王を起こしたもの、あるいは免疫抑制剤であるカルシニューリンインヒビターによる薬物毒性による血管傷害であった

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

十分な解析結果を得ることができた
上記結果は昨年Transplantationに受諾され刊行されるに至っている

今後の研究の推進方策

さらなる同様の解析を行い、移植後の移植腎臓の予後とこれらのキメリズムの成立との相関関係について調べる予定にしている

次年度の研究費の使用計画

症例数を増やし同様の研究を続行する

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Endothlial chimerism after ABO-incompatible kidney transpanatation2012

    • 著者名/発表者名
      Tatsu Tanabe, Hideki ishida, Kazunari Tanabe , et al.
    • 雑誌名

      Transplantation

      巻: 93(7) ページ: 709~716

    • 査読あり
  • [学会発表] Endothelial chimerism after ABO-incompatible kidney transpanatation

    • 著者名/発表者名
      Tatsu Tanabe
    • 学会等名
      アメリカ移植学会
    • 発表場所
      ボストン

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公開日: 2014-07-24  

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