研究課題
基盤研究(C)
排卵誘発剤を使用するも排卵しない黄体化未破裂卵胞(LUF)を呈した不妊症患者に対し、血球成分の一つである顆粒球を増加させる作用があるG-CSFを投与した。G-CSFを投与していない周期の排卵率は50.0%であった。それに対しG-CSFを投与した周期の排卵率は90.3%で有意な排卵率の上昇が認められた。近年の生殖補助技術の進歩によって体外受精は特殊な治療方法ではなくなったが、いまだ高額な治療費が必要である。本治療法のような比較的安価である一般不妊治療法が新たに一つ確立されることは少子化に悩む現在の我が国にとってきわめて大きな意義のあるものといえる。
すべて 2013 2012 2011
すべて 学会発表 (10件)