研究成果の概要 |
卵巣癌に関してはマイクロRNA-30c,99a,130a,141が卵巣癌の組織型を特徴づけ, マイクロRNA-141,200a,200c,345が明細胞癌発癌に関わる因子であると思われた.またマイクロRNA-9,141,200c,224,512,517,518,519,526が絨毛癌発症に関わる因子であること,子宮内膜癌ではマイクロRNA-106bが他の因子とともにその悪性度の変化に関与していることが明らかになった.これらのマイクロRNAの発現状況を検討することにより,卵巣癌をはじめとする婦人科癌の早期発見,治療の個別化に寄与できる可能性が示唆された.
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