研究課題
1) 標的細胞への遺伝子導入効率改善:内耳有毛細胞への遺伝子導入は依然困難とされている。そこで昨年度まではaliveな状態で顕微鏡下に有毛細胞を同定し、微小ガラス管を用いて注入し、微小連流を流す事で遺伝子導入を試みた。一部で有毛細胞への遺伝子導入が可能であったものの、導入効率の改善には至らなかった。そのため、昨年度は有毛細胞ではなく、iPS細胞へ遺伝子導入し、有毛細胞への分化誘導を試みた。iPS細胞への遺伝子導入はレポーター遺伝子GFPはFuGeneにて70-80%の高効率で導入可能であった。しかし、機能遺伝子導入等を試みたが、内耳有毛細胞への分化誘導効率が低く、有毛細胞は確認出来なかった。2)コンフォーカルマイクロエンドスコープによる観察:内耳有毛細胞をMyo7Aやphalloidinにて染色後コンフォーカルマイクロエンドスコープにて観察した。組織に接着させると何とか同定は可能であったが、接着させずに近傍から観察を行う場合には解像度の面でまだ改良の余地があると思われた。
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