研究課題/領域番号 |
23592501
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
土井 勝美 近畿大学, 医学部, 教授 (40243224)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | miRNA / 内耳 / 蝸牛 / 前庭系 / カイクロアレイ解析 |
研究概要 |
マウス内耳全体、コルチ器、ラセン神経節、血管条・外側壁、前庭系等の亜部位に分けて、組織よりtRNAを抽出し、mirVana miRNA isolation kit等を用いて、内耳miRNAを抽出、精製した。これらのmRNAをmirVana miRNA labeling kitによりラベルし、mirVana miRNA probe set (Ambion)を収載したマイクロアレイ・チップとハイブリダイゼーションさせることで、内耳に発現するmiRNAの遺伝子動態を網羅的に解析した。マイクロアレイの結果は、GenePix biochip readerにより読み込んだハイブリ生画像データをDigital Genome System Suite、GeneSpring等により解析した。。バックグラウンドと比較して2倍以上の遺伝子発現量を示すものを"内耳に発現するmiRNA"として同定した。 これまでの欧米からの報告と一致して、マウス内耳の発生、分化、成熟の各段階において重要な役割を果たすmiR-96、miR-182、miR-183の発現を確認した。マイクロアレイ解析から胎生マウス内耳に発現するmiRNA(蝸牛で100種類以上のmiRNA)を同定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
(理由)研究計画書にある通り、1)マウス内耳からのmiRNA抽出に成功、2)内耳miRNAのマイクロアレイ解析の遂行、3)マウス内耳に発現するmiRNAの同定、の3項目について成果を出せた。
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今後の研究の推進方策 |
(今後の推進方策)研究計画書に沿って、さらに研究を推進する。
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次年度の研究費の使用計画 |
(次年度の研究費の使用計画)研究計画書に沿った研究経費の使用を行う。
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