研究課題
マウス内耳の発生、分化、成熟の各段階において重要な役割を果たすことが知られているmiR-96、miR-182、miR-183の内耳での発現を確認した。特にmiR-96の機能異常では、動物モデルでも人でも難聴を発症することが確認されているので、同遺伝子に焦点を絞りさらなる解析を予定している。
3: やや遅れている
学会発表、論文発表では十分な成果は上がっていないが、当初の研究計画に沿ってデータ集積は進んでいる。
内耳miRNAの内耳発局在についての形態学的解析抽出された内耳miRNAからDIG LNA probesを作成した上でISH法を施行して、それぞれのmiRNAの内耳での局在を明らかにする。、内耳miRNAの標的遺伝子・mRNA・蛋白の同定内耳の発生、分化、成熟、および機能維持に重要な役割を果たすことがすでに知られているさまざなイオンチャネル、トランスポーター、レセプター、神経栄養因子等の内耳での局在部位を検討し、内耳miRNAの局在と比較検討することで、それぞれのmiRNAの標的となりうる候補分子を抽出する。さらに、現時点で利用可能なmiRNAのデータベース(miRanda等)上で、それぞれのmiRNAとの結合モチーフがその分子の遺伝子上に存在するかどうかを解析して、内耳miRNAの標的となる遺伝子・mRNA・蛋白を決定する。
実験動物、実験試薬・キット、画像解析ソフト、解析用PCなどで使用する予定
すべて 2012
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)
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