各チャンネルのTレベルとCレベルを変数とし、対話型進化計算に基づいて生成した.最初にプログラムを16種類作成(第1世代)し、これらからアルゴリズムにより第2世代を作成の上、それぞれの対で聞き易いと感じた個体を選択した.複数世代を繰り返した結果,最も聞き易い個体を選択,音場で語音明瞭度検査を施行した.この結果、装用者本人にしかわからない音感を基準に作成(patient-oriented method)でき、高い語音明瞭度が得られた.チャンネル間でT値とC値が著しく異なり,広いダイナミックレンジが必須でなかった.
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