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癌幹細胞は治療抵抗性と言われ、既存の抗がん剤や放射線治療が効きにくいと言われている。今回エピジェネティクスを標的とした分子標的薬剤であるヒストン脱アセチル化酵素阻害剤（Histone Deacetylase Inhibitor; HDACi）が癌幹細胞形質へどのように作用するか検討した。HDACiは頭頸部扁平上皮癌細胞に対して細胞傷害性やアポトーシス誘導を示すのみならず、癌幹細胞マーカーの発現抑制、幹細胞関連遺伝子の発現抑制、EMTの抑制といった作用を示した。また、抗がん剤との併用によって相乗効果が認められた。
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