研究課題
基盤研究(C)
頭頸部癌は,予後不良な疾患であり新たな治療法の開発が必要である.GALR2は頭頸部癌では癌抑制遺伝子考えられている.GALR2を頭頸部癌細胞にアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを用いて頭頸部癌由来の細胞株に導入したところ90%以上の細胞に遺伝子発現を認めリガンド刺激により強力な殺細胞効果を得た.更に,Annexin-Vおよびsub-G0/G1期の有意な増加が認められ,殺細胞効果はcaspase非依存性にERK1/2を抑制し,アポトーシス促進蛋白であるBimの活性化によることが認められた.以上の結果は,頭頸部癌遺伝子治療にGALR2発現AAVベクターが有用であることを示唆する.
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Cancer Sci
巻: 105 ページ: 72-80
Mol Med Rep
巻: (in press)