加齢黄斑変性(AMD)は先進国における中途失明の主要な原因となっている疾患である。近年の研究は血管内皮細胞増殖因子(VEGF)がAMDにおける脈絡膜血管新生(CNV)に重要であることを示している。VEGF mRNA 前駆体における選択的スプライシングはserine/arginine-rich (SR) proteinによって制御されること、また同蛋白はSR protein kinase (SRPK) によって活性化されることが知られている。本検討において、我々はレーザー誘導CNVモデルにおけるSRPKの特異的阻害剤SRPIN340 のCNV抑制効果を明らかとした。
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