次年度の研究費の使用計画 |
上記で作製した実験的網膜静脈分枝閉塞症モデルにおいて網膜糊貼付による網膜硝子体界面の変化と、血管再構築の変化を観察する。血管内皮の構造(内皮細胞間のgap構造、fenestrationの有無,vesico-vacuolar organellaの有無)と血管の成熟化の指標となる基底膜、pericyteの存在とその構造についても比較検討する。また、血管形成に関与するサイトカインのなかでも特に神経形成にも関与するとされるephrins, netrin, Neuropilin, R-cadherin, Slit/raundabout, VEGFの発現の有無について網膜内の発現を免疫組織科学的手法で,また硝子体腔内の放出量についてELISAを用い測定する。網膜循環に影響するサイトカインとしてVEGF, erythropoietin, angiopoietin, さらに薬剤として抗VEGF抗体、トリアムシノロンアセトニドなどを混合し、同様に貼付し、血管再疎通の有無を組織学的に検討する。
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