研究課題
基盤研究(C)
我々はPDT(光線力学療法)後の抗VEGF(血管内皮増殖因子)剤投与の時期により、網膜への影響が異なるのかを組織学的に免疫染色を用いて解析した。その結果、PDT後の抗VEGF製剤は投与時期により、アポトーシスを引き起こすことが解明された。さらに、アポトーシを引き起こすサイトカインの発現をみる事により、PDT直後に発現するVEGFはPDTによって障害される神経網膜の修復メカニズムに関与することが分かった。本研究結果は今後も出てくる新薬との併用においても大変有意義な情報であり、近年罹患率が増加傾向にあり、我が国の中途失明率の上位をしめる疾患である加齢黄斑変性の治療において重要な結果であると考える。
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巻: 8 ページ: 176
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