今後の研究の推進方策 |
最大800文字、改行は5回まで入力可。(ただし、一時保存の際は1600文字まで入力できます。) 平成25年度の計画は引き続き平成24年度の研究を行うとともに、選定した神経堤由来細胞から角膜実質細胞への分化誘導を行って、最適な分化誘導条件を選定し、分化誘導法を確立する。また、角膜実質細胞への分化誘導を行なうため、始めは今までに報告されている角膜実質細胞維持培地を利用し培養を試みる(Du, Stem cells, 2005; Builles, Biomed Mater Eng, 2006, Yoshida, IOVS, 2005)。より角膜実質細胞に近い分化をする培養条件を選定するため、研究協力者(兼子)により提供される培養器で様々な条件を検討する。この培養器は器内が8区画に分かれ、一度にそれぞれガス濃度を別々に設定するとが出来る。それぞれのガス濃度条件下でbasic fibroblast growth factor (bFGF)などの因子の濃度を振って培養し、分化誘導を試みる。さらに、口腔粘膜上皮下細胞から角膜実質細胞への最適な分化誘導条件を確立するため、上記で様々な条件で分化誘導行った細胞を解析する。解析は角膜で発現するケラトカン、ALDH3A1、ルミガン等の発現を免疫染色ならびにRT-PCRによって行う。コントロールとして角膜実質から分離培養した細胞を用いて比較検討する。分化誘導ならびにデータ解析は研究協力者(比嘉)と協力して行う。
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