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2013 年度 実績報告書

α1-Syntrophin欠損マウスを用いた視神経脊髄炎の病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 23592593
研究機関日本医科大学

研究代表者

亀谷 修平  日本医科大学, 医学部, 准教授 (30302269)

研究分担者 鈴木 友子  独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, その他部局等, その他 (00342931)
山木 邦比古  日本医科大学, 医学部, 教授 (20125751)
高橋 永幸  日本医科大学, 医学部, 助教 (10445801)
キーワード視神経脊髄炎
研究概要

視神経脊髄炎の病態解明のため、aquaporin-4(AQP4)と直接結合する分子であるα1-syntrophinを欠損させたマウスである、α1-syntrophin欠損マウスの解析を行った。実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)を惹起させていないマウスで視神経に病理学的に異常があるかを解析した。野生型およびα1-syntrophin欠損マウスから視神経を摘出し、形態学的に両者に明らかな差異は見られなかった。未固定凍結切片を作成し免疫組織学的解析を行った。抗AQP4抗体を使用した免疫染色では視神経の髄鞘に染色を認め、抗Neurofilament抗体を使用した染色像とほぼ一致していた。抗AQP4抗体、抗Neurofilament抗体、抗MBP抗体による染色で野生型とα1-syntrophin欠損マウスで染色に差異を認めなかった。野生型とα1-syntrophin欠損マウスにEAONの惹起を試みた。惹起にはミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋白(MOG)の合成ペプチドを使用した。週齢を一致させた野生型マウスとα1-syntrophin 欠損マウスの両群にMOG;35-55 感作でEAE を誘導した。IFA に100μg/ml のMOG;35-55 および500μg のM. tuberculosis を加え、乳化の後に尾背部皮下に感作を行った。初回感作時および48 時間後にPTX を100ng ずつ腹腔内投与した。これまでの報告に準じた上記方法で臨床的なEAE発症マウスが得られなかったため、ペプチドにDMSOを加えて免疫を行った。しかし、臨床的なEAEの発症マウスは得られなかった。感作14日後に視神経を摘出し病理学的解析を行ったが、摘出後の視神経に炎症所見は認めず、また野生型とα1-syntrophin欠損マウスで差異を認めなかった。

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公開日: 2015-05-28  

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