研究課題
基盤研究(C)
本研究により、甲状腺眼症患者から摘出した外眼筋組織サンプルからMIP-1β、STNFRI等、マクロファージ関連炎症因子の活性上昇が判明した。これらの結果を踏まえ、2014年度よりTNFの抗体製剤であるインフリキシマブを甲状腺眼症患者に対し投与する臨床研究を開始した(「甲状腺眼症に対するインフリキシマブ(レミケード)投与による治療効果の検討」兵庫医科大学倫理委員会第1501号)。対象は従来の治療でコントロール不良であった難治性甲状腺眼症患者で、実際に3名がエントリーした。2名はすでに一連の治療は終了しているが、自覚症状の緩解を得られたものの、他覚的所見の明らかな改善は認められなかった。
神経眼科