ケラチン１２遺伝子発現のメカニズム解析

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23592608
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 眼科学
• 研究機関: 愛媛大学
• 研究代表者: 大橋 裕一 愛媛大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00116005)
• 研究分担者: 林 康人 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (70314953)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: K12 / 角膜上皮 / 幹細胞

研究概要

角膜上皮に分化したことを示すK12遺伝子を発現した細胞を緑蛍光で標識するマウスを作製した。この角膜をバイオイメージングで観察し、角膜上皮の基底層に角膜上皮の幹細胞を発見した。さらに、K12遺伝子を発現している細胞の角膜上皮の遺伝子を発現していない細胞とを比較した結果、シトシングアニン配列のメチル化がK12遺伝子エクソン１とK12遺伝子プロモーター領域のシトシングアニン配列が集族している部分においてK12遺伝子が発現している細胞では少ないことが判った。K12遺伝子の発現にはK12遺伝子プロモーター以外にエクソン１の脱メチル化が重要であることが判った。

研究成果

• [雑誌論文] The "replacement hypothesis": corneal stem cell origin epithelia are replaced by limbal stem cell origin epithelia in mouse cornea during maturation (2012)
  • 著者名/発表者名: Hayashi Y, Watanabe N, Ohashi Y
  • 雑誌名: Cornea 巻: 31 ページ: S68-73
• [学会発表] Krt12^Cre gene Expression is required demethylation of CpG island and Exon1 (2014)
  • 著者名/発表者名: Yasuhito Hayashi, Narumi Higuchi, Naoko Takahira, Yuichi Ohashi, Winston Whei-Yang Kao
  • 学会等名: ARVO 2014 Annual Meeting
  • 発表場所: Orlando USA
  • 年月日: 20140504-08
• [学会発表] 角膜中央の上皮基底細胞層には胎生期由来の上皮幹細胞が残存する可能性がある (2014)
  • 著者名/発表者名: 林康人、小林剛、白石敦、大橋裕一
  • 学会等名: 角膜カンファランス2014(第38回日本角膜学会総会、第30回日本角膜移植学会)
  • 発表場所: 宜野湾
  • 年月日: 20140130-0201