研究課題
これまでの研究で、 担がん患者および健常児におけるNKT細胞の局在解析および、患者NKT細胞による細胞傷害性の検討をおこなった。担がん患者のおいても健常児同様に血液中にNKT細胞の存在が確認され、その分画に有意な差はなかった。また神経芽腫腫瘍組織内へのNKT細胞の浸潤を解析した結果、低年齢の患者で有意に腫瘍組織内にNKT細胞が浸潤していることが示唆させた。さらに、患者から採取したNKT細胞による神経芽腫細胞株の殺細胞機能が示された。しかしNK細胞と比べるとその効果は弱かった。実際の生体内ではNKT細胞は局所腫瘍免疫応答の生後の中心的役割をにない、種々の方法でNK細胞やCTLを刺激し間接的な殺細胞機能を発揮していると考えられている。した がって、平成25年度はNK細胞との共培養実験をおこない、N細胞の殺細胞機能にNKT細胞がboostをかける事ができるかどうかを検証した。神経芽腫培養細胞株NMBを、NK細胞およびNKT細胞共培養し、LDH Cytotoxicity Detection法により殺細胞能を検討したところ、NK細胞のみを用いた系にくらべ、5~10倍の殺細胞活性を有することが示された。
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