研究課題/領域番号 |
23592626
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
寺脇 幹 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (00372384)
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研究分担者 |
岩中 督 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90193755)
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キーワード | 食道閉鎖症 / NOTES / 低侵襲手術 / 術式開発 / 小児 |
研究概要 |
本研究の目的は,A型食道閉鎖症をNatural Orifice Translumenal Endoscopic Surgery(NOTES)にて,頸部切開も開胸も行うことなく根治するために必要なNOTES下食道吻合法を開発することである. 昨年度はex vivoモデルにて,考案した吻合法が実現可能であり,手技時間,急性期の吻合強度ともに十分であることを示したが,安全性の向上と手技のさらなる簡素化が課題として残った. そこで本年度は,NOTES下食道吻合をより簡便に行うための術式改良に必要な2種類の新デバイス開発を計画し,年度内にデバイスが完成した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度は,NOTES下食道吻合をより簡便に行うための術式改良と,それを実現するために必要な2種類の新デバイス開発を計画し,昨年度内に両デバイスが完成した.
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今後の研究の推進方策 |
昨年度完成した新デバイスを用いた改良術式の実現可能性と安全性を,まずはex vivo実験にて検証する.続いてin vivo長期生存実験を行って吻合の安全性と信頼性を検証する.
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次年度の研究費の使用計画 |
ex vivo実験用の臓器代,in vivo実験用の動物購入代. 成果発表のための学会参加費,および,旅費.また,論文投稿用の英文校正費,投稿料などに使用する.
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