研究課題
基盤研究(C)
横紋筋肉腫細胞において癌幹細胞が存在し、治療対象となり得るかを検証するためヒト胞巣型横紋筋肉腫細胞株(RH30)を用い、無血清培地下でCSCを誘導した。無血清培地下で誘導した細胞はSphere形成能とコロニー形成能、造腫瘍能が上昇していた。さらに胎児型横紋筋肉腫細胞株(RD)を用い、ALDH1活性上昇細胞群が癌幹細胞の性格を有するかを検討した。ALDH1活性上昇群におけるコロニー形成能、多分化能、薬剤耐性能は活性低下群に比して、優位に上昇し、造腫瘍能も亢進していた。以上よりALDH1は胎児型横紋筋肉腫癌幹細胞のマーカーとなることが示唆され、新たな治療標的となりうることが示唆された。
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Pediatr Blood Cancer
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