研究課題
(MYCN TgMに対する放射線前照射併用SeV/DC療法)1. MYCN TgMと同系統の129X1/SvJマウスの骨髄より樹状細胞前駆細胞を採取し、Flt3-L, SCF,IL-3, IL-6を添加した細胞培養液で3週 間培養し、樹状細胞前駆細胞を増殖させた。3. 凍結保存した樹状細胞の一部を解凍し培養系にうつし、翌日センダイウイルスベクターをMOI100にて感染させた。 3 マウスは「放射線前照射併用SeV/DC治療群」「SeV/DC治療群」「放射線照射のみの群」「非 治療群」の4群に分け、各群n=5とする。4.放射線前照射 生後3週目のホモのMYCNトランスジェニックマウスを、MRI撮影にて腹腔内に 神 経芽腫が発生していることを確認した後、鉛遮蔽板の裏側に鎮静をかけたマウスを固定し、エックス線照射装置を用いて、体外よ り腫瘍局所的にエックス線を1日4Gy、合計3日間照射する。5. SeV/DCによる治療 SeVを感染させて48時間後の樹状細胞(SeV/DC)を1x 106 個/100μLに調整し、MYCNトランスジェニックマウスを開腹し直視下にSeV/DCを腫瘍内投与する。その結果、放射線前照射併用SeV/DC療法により、MYCN TgMにおいて、抗腫瘍効果を認める傾向であったが、有意な結果ではなかった。(抗腫瘍効果の免疫メカニズム解析) 抗腫瘍効果を担うエフェクター細胞を同定するために、治療開始後のNK細胞活性およびCTL 活性を測定した結果、NK細胞の影響が最も大きいと考えられた。
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