研究課題/領域番号 |
23592635
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
浜田 吉則 関西医科大学, 医学部, 准教授 (00172982)
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研究分担者 |
海堀 昌樹 関西医科大学, 医学部, 講師 (30333199)
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キーワード | 小腸移植 / 虚血再灌流障害 / EGF / ischemic preconditioning |
研究概要 |
平成24年度はラット同系異所性小腸移植モデルの作製を行うことができない状況になったため、腸管のIschemic preconditioning(IPC) として、上腸間膜動脈の第1分枝を 10分クランプしたあと30分再灌流した腸管の作成実験を施行した。適切なEGF投与のタイミング、投与経路などについて種々の 条件設定を試みたが再現可能なデータはまだ得られていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度も人的な理由が最も研究の進行を妨げた。しかし25年度は実験できる体制をさらに充実させて下記のように研究を推進 したい。
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今後の研究の推進方策 |
今後も移植モデル作成が困難な状況が予想されるので、移植前の腸管に対するIschemic preconditioning(IPC) としては、上腸間膜動 脈の第1分枝を10分クランプしたあと30分再灌流した腸管を研究対象に変更する。このIPCによる虚血再還流障害を受けた腸管にみられる変化が、EGFの添加の有無によってiNOS/NO産生誘導がどのように変化するかをみる。 iNOS/NOの誘導は、IkB/NF-kB, iNOS mRNA, iNOS protein, NOについて検討し、ELISA, Western & Northern blots, RT-PCRにて測定する。またその誘導に必須なシグナル経路に ついても検討する。このような実験方法、手技は当教室では持続的に行われており今年度もいつでも実施可能である。 今年度から枚方病院に研究室が完成し他の大学院生、研究員が移動することなく研究に従事できるようになったので、互いの協力のもとに研究を推進したい。
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次年度の研究費の使用計画 |
物品費はラットなどの実験動物、研究用試薬、器具に使用する。旅費は海外の研究者と実験計画、方法について助言を得るために、国 際学会に参加するために使用したい。
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