糖尿病性・虚血性潰瘍の創傷治癒能力を評価する方法として現在レーザードップラーを利用した皮膚灌流圧(skin perfusion pressure: SPP)と経皮酸素分圧が主流となっている。しかしいずれも血流を反映する物理現象を計測して間接的に微小循環を類推するものでその有用性には相当な限界のあることは日常臨床を経験していれば明らかである。一方で微小循環学の世界では生体の微小循環を直接観察・計測する可視化技術が大きく発展に寄与してきた。本研究では微小循環可視化技術を応用して糖尿病性・虚血性潰瘍における治癒能力診断デバイスを開発することを目指した。
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