本研究の目的は今まで使用してきた人工皮膚材料にさらに組織工学的手法を用いて免疫細胞を加えヒト皮膚モデルとし、これに対して創傷を作製して実際の皮膚における創傷治癒過程をシミュレーションして解明することである。 本研究では成立した再生医療法及び再生医療推進法に基づき、皮膚モデル作製プロトコールの検証並びに改訂を行った。新たな皮膚モデル作製プロトコールに基づき作製したヒト皮膚モデルにフラクショナルレーザーを照射して創傷を作成した後の創傷治癒過程について、その創傷治癒の変化についての新たな病理組織的・免疫組織化学的検索を行っている。
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