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2013 年度 実績報告書

核磁気共鳴法を応用した敗血症重症化早期診断の確立と新規治療ターゲットの開拓

研究課題

研究課題/領域番号 23592668
研究機関京都大学

研究代表者

鈴木 崇生  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40328810)

研究分担者 小池 薫  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10267164)
平川 慶子  日本医科大学, 医学部, 助教 (30165162)
佐藤 格夫  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (30409205)
キーワード集中治療 / 敗血症 / 核磁気共鳴 / 重症度診断 / 脳
研究概要

平成25年度では、摘出した脳を抽出処理し、NMR測定を行った。「Alice2 for metabolomeTM」や「The UnscramblerTM」といったソフトウェアを用いて、NMRデータの解析を行った。LPS(10 mg/kg、2 mg/kg)投与群と生食投与群の3群の解析で、LPS10 mg/kg投与群が他の2群と良好に分離した。LPS2 mg/kg投与群と生食投与群の2群の解析では、両群が分離する傾向を認めた。
研究期間全体の成果としては、脳のNMRデータ解析によって、LPS(10 mg/kg、2 mg/kg)投与群と生食投与群の3群を投与6時間後において分離可能であった。また、この6時間で死亡したラットはいなかった。これは、この手法によって、敗血症早期の脳で敗血症やその重症度の識別が可能であることを示唆している。この知見はex vivoのものであるが、脳は動きも少なくin vivo MRS測定に非常に適した臓器であり、in vivo MRSによる敗血症重症化の早期診断につながる重要な知見が得られたと考えられる。

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公開日: 2015-05-28  

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