研究課題/領域番号 |
23592683
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 (2013-2014) 昭和大学 (2011-2012) |
研究代表者 |
土肥 謙二 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (20301509)
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研究分担者 |
塩田 清二 昭和大学, 医学部, 教授 (80102375)
有賀 徹 昭和大学, 医学部, 教授 (40266086)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | 頭部外傷 / アルツハイマー病 / 神経炎症 / 脳浮腫 / ミトコンドリア / 酸化ストレス / 水素水 / 抗酸化療法 |
研究成果の概要 |
水素水は飲水によって活性酸素を消去することによって、酸化ストレスに関連する病態に有効である。我々は水素水の飲水が頭部外傷による脳損傷後のアルツハイマー病の発症を予防するかについて検討を行った。外傷前の水素水の飲水によって脳浮腫は抑制され、外傷後におけるタウの蓄積を抑制した。さらに、グリアの活性化は抑制し、炎症性サイトカイン産生へ影響していた。また、水素水はミトコンドリアにおけるATP産生へも影響していた。水素水の頭部外傷における機能水として効果が確認された。これらの作用は単にフリーラジカル制御によるだけとは考えにくく、神経炎症やエネルギー代謝への影響などが複雑に関与していることが解明された。
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自由記述の分野 |
救急医学
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