研究課題/領域番号 |
23592686
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
大泉 旭 日本医科大学, 医学部, 助教 (20277502)
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研究分担者 |
新井 正徳 日本医科大学, 医学部, 助教 (60267127)
増野 智彦 日本医科大学, 医学部, 講師 (00318528)
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キーワード | 骨軟部組織損傷 / 出血性ショック / 多臓器不全 |
研究概要 |
ショック後臓器障害発生に対する組織損傷の影響の解明を本研究の目的と定め、動物の四肢、胸郭をミンチ(以下TBX: tissue bone matrix)したものを同種動物の背部皮下に移植する、動物骨軟部組織損傷モデルを我々は開発し、このモデルを使って本研究を行っている。 まず、TBX自体に含有する、全身炎症を惹起するとされる、何らかの内因性因子(DAMPs)含有量を測定している。同時に、TBXの炎症細胞活性化能を見るべく、分離した安静好中球にTBX上清を添加し、その後産生される活性酸素量を測定し、TBXのもつ生理活性化能を計測している。 現在はサンプル収集までで、分析までには至っていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
好中球分離の手技が安定せず、サンプル数の確保に難渋している。
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今後の研究の推進方策 |
手技の安定化を押し進めると共に、必要サンプル数の確保を目指す。 TBX移植動物に出血性ショックを加え、外傷におけるtwo-hitモデルを作製し、in-vivoでの臓器傷害発生のメカニズム解明を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
動物購入費、試薬等の消耗品。得られた結果の発表のための学会出張費に充てる。
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