現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
1.計画した通に、in vivoでエンドトキシン(LPS)による肝障害の発生において、naofenの発現変化、発現部位及びアポトーシス発生との関連について調べ終わった。さらに、in vitroで、LPSによるnaofen発現増加のメカニズム、naofen発現の増加は肝細胞アポトーシスに対する影響及びそのシグナル伝達を解析できた。 2.当初2年目に計画したnaofen遺伝子プロモーターの同定は今年中にもう完成した。ルシフェラーゼ遺伝子を有するベクター(pGL3-Basic)にnaofen遺伝子の転写開始点から5'側の上流100bp, 250bp, 500bp,1000bp, 2000bp, 3000bp, 4000bp, 5000bp, 6000bp と8000bpまでの領域をそれぞれ挿入し、レポーターアッセイ用プラスミドを作製し、NIH3T3細胞に導入した。導入24時間後に、ルシフェラーゼ活性を測定し、naofen遺伝子プロモーターの転写活性を検討した。Naofen遺伝子転写開始点から500bpまでの上流領域が最大のレポーター活性を示したことから、転写開始点から500bpまでの上流領域にnaofen遺伝子プロモーターが存在するを考えられる。
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