研究課題
基盤研究(C)
難培養性口腔嫌気性細菌のタンネレラ・フォーサイシアは最も重要な歯周病原因菌の一つであるが、その遺伝子操作に必要な基本技術の殆どが未確立のままだった。本研究過程において、血液平板上でバイオフィルム状に増殖させた本菌には菌体外DNAを自発的に取り込み形質転換を容易に起こす性質があることを発見した。これを応用し、狙った遺伝子のみが破壊された変異株を簡単にかつ高効率で作製する方法を確立した。また、本菌のみならず他の重要な歯周病原細菌でも自律的に機能する薬剤耐性遺伝子カセットを新規に開発し、その応用として、複数菌種に跨がった遺伝子導入と発現が可能となる共用発現ベクターを設計した。
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Journal of Microbiological Methods
巻: Vol.94、No.3 ページ: 378-380
10.1016/j.mimet.2013.07.011