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2014 年度 実績報告書

口腔粘膜のびらん潰瘍病変におけるTh17分化誘導機構とオ-トファジ-の関与

研究課題

研究課題/領域番号 23592758
研究機関東北大学

研究代表者

菅原 由美子  東北大学, 大学病院, 助教 (30235866)

研究分担者 室井 梓(酒井梓)  東北大学, 大学病院, 医員 (90463778)
佐藤 恭子  東北大学, 歯学研究科(研究院), その他 (80547266) [辞退]
菅原 俊二  東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (10241639)
笹野 高嗣  東北大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (10125560)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2015-03-31
キーワードGood症候群 / 口腔扁平苔癬
研究実績の概要

本研究では、ヒト唾液腺上皮細胞株は細胞内にMHC class II分子を恒常的に発現しており、細胞外ATP刺激によりP2X7受容体を介して、MHC class II分子を細胞膜表面へ表出させると同時に、オートファゴソームに関連したexosomeに内包された形で細胞外に放出する可能性が示された。これより、細胞外ATPがシェーグレン症候群発症に関与するという新たな可能性が示唆された。
さらに、我々は口腔粘膜にびらん・潰瘍病変を呈する後天性表皮水疱症を経験し、口腔粘膜における免疫組織学的検索を行った。患者は64歳、女性。主訴は口腔内のあれであった。抗BP180抗体(-)、抗Dsg1/3抗体(-)で、口腔粘膜の病理組織では一部上皮基底細胞層直下での剥離が認められ、ELISA検査では7型コラーゲンIgGが検出された。
また、口腔扁平苔癬を合併したGood症候群を経験した。Good症候群は胸腺腫に低ガンマグロブリン血症を合併した比較的稀な疾患である。患者は 56歳、男性。主訴は口腔内の荒れであった。臨床検査所見はIgA、IgMは低下を認めた。病理組織所見では口腔扁平苔癬と診断した。全身所見は前縦隔に石灰化を伴う70mm大の胸腺腫(TypeAB、正岡Ⅱ期)を認めた。胸腺摘出後1年経過するも、IgG、IgA、IgMの低下とB細胞サブセットであるCD19の著明な低下を認めた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2015 2014

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 口腔扁平苔癬を合併したGood症候群の1例2015

    • 著者名/発表者名
      菅原由美子、熊本裕行、笹野高嗣
    • 学会等名
      第69回日本口腔科学会
    • 発表場所
      大阪市
    • 年月日
      2015-05-15
  • [学会発表] OLP診療のガイドラインの構築に向けて2014

    • 著者名/発表者名
      伊東大典、神部芳則、菅原由美子、中村誠司、藤林孝司、小宮山一雄、長谷川博雅、朔敬、前田初彦、田中昭男
    • 学会等名
      第24回日本口腔内科学会・第27回日本口腔診断学会合同学術大会
    • 発表場所
      福岡市
    • 年月日
      2014-09-20
  • [学会発表] 口腔扁平苔癬に関する二学会共同調査研究報告2014

    • 著者名/発表者名
      小宮山一雄、長谷川博雅、朔敬、前田初彦、田中昭男、伊東大典、神部芳則、菅原由美子、中村誠司、藤林孝司
    • 学会等名
      第25回日本臨床口腔病理学会
    • 発表場所
      新潟市
    • 年月日
      2014-08-29
  • [学会発表] 口腔病変を初発とした後天性表皮水疱症の1例2014

    • 著者名/発表者名
      菅原由美子、嶋田雄介、熊本裕行、笹野高嗣
    • 学会等名
      第68回日本口腔科学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2014-05-09

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公開日: 2016-06-01  

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